あなたを苦しめているのは「お母さん病」だった
薬を使わずに「うつ」を治す、精神科医宮島賢也が教えてくれる処方箋
◆自分を苦しめるのは刷り込まれた「思い込み」
ぼくは精神科医ですが、薬を使わない精神科医です。
ぼくのメンタルセラピーは、カウンセリングとは違います。
メンタルセラピーでは、患者さんがご自分で、自分を苦しめる考え方(思い込み)に気づき、変えていくことを信じ、言葉を投げかけていきます。
患者さんは、ぼくとのメンタルセラピーを重ねるうちに、どこかで気づき、自分を大切にし、自分を無条件に愛することを「想い出して」いきます。
もともと生まれたときは、だれもが生まれたこと、生きていることがうれしくてうれしくてたまらなかったのです。自分が大切で大好きだったのです。
ぼくは、だれのなかにも自尊感情があり、自己評価が低くなっている人は、それを曇らせているものがある、と考えます。
そこで自尊感情を「想い出す」ことを促すメンタルセラピーを考案したのです。
病気をチャンスにして幸せで健康な人生に踏み出す、それがぼくのメンタルセラピーです。
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